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Interview
社員インタビュー

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お客様の多様なニーズが、
老舗工場の体質を改善していく。

埼玉工場 
プレス班/2016年入社

Talk01

揉まれて悩んで
分別をわきまえた。

子供の頃の夢は警察官になることでした。正義感が人一倍強いというか、間違いを見過ごせない性分です。その夢を諦めたのは、福島県(相馬市)で東日本大震災を経験した頃でした。ちょうど進路を考え始めた矢先のことです。九死に一生を得た自分が、どうやって家族を助けられるかと考えて就職の道を選びました。その選択に間違いはありませんでしたが、入社して間もない頃は仕事に対する価値観の違いから、他の人と衝突することもありました。当時を振り返ると「仕事は一人ではできない」という自覚がまだまだ足りていなかったのだと思います。

会社には色々な役割の人がいて、地道な営業努力が受注に繋がり、貴重な資材を調達する人や生産計画を組む人がいてこそ、製造現場も本領を発揮できます。安心・安全な職場環境を整えてくれる人もいますし、そういうスタッフのおかげで自分の生きる場所があるんだということが分かってきました。プレス班の班長を任されたのも、分別をわきまえた大人になれた証かもしれません(笑)。

先日、生産管理課の係長から「いろいろ揉まれて悩んで成長しましたね。仕事をする上で大事なのはメリハリです。締めるところはちゃんと締めなければなりません。プレス班のことは信頼して任せますので、班長としてこれからも頑張ってください」と言われました。とても嬉しかったです。

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Talk02

自分の「こうしたい!」
という思いが通じる嬉しさ。

電線管附属品のものづくりにおいて、弊社は素材の加工から表面処理までを自社で一貫製造しています。これが他社にはない強みです。自社一貫製造ということで作業工程も多く、どの工程も手を抜けません。電成製品なら仕上げまで完璧だから安心、と太鼓判を押してくれるお客様の信頼を裏切ることはできません。そして丹精込めたものづくりを推し進めると同時に、生産性や作業効率も高めていかなければなりません。高品質化と高効率化は車の両輪です。以前、穴あけ加工を必要とする製品の金型の作業性が悪く、時間当たりの生産数が思うように伸びないでいました。解決策は金型の改造を行うしかなく、私から金型の設計チームに改造を依頼しました。自分の「こうしたい!」という思いが通じたことはとても嬉しかったですし、結果的に生産数の伸びに繋がったことが自信にもなりました。

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Talk03

お客様のニーズの多様化に
合わせ、
老舗工場の体質も
改善していく。

熟練のスタッフが長年の経験をよりどころに高品質なものづくりを行う、という考えには功罪があります。品質を保証できる一方で、特定の業務は属人化してしまうというリスクがあるからです。これからは熟練スタッフがいなくても作業が継続でき、品質を落とさない工夫を施さなければなりません。そのためにはまず班員全員で作業内容を共有し、業務の兼任を可能にすることです。そうすれば一人ひとりの作業負担は均一化するはずです。その上で製品の品質は維持していくのですが、品質に対するお客様のニーズも刻々と変化しています。弊社のステンレス製の配管を例にとれば、地中に埋めることの多い鉄製の配管と比べ、露出頻度が高い製品です。つまり外観の品質を高めなければ、お客様の満足は得られません。外観の品質を高めるには、まず社内の品質基準を改める必要があります。そのために現在、品質管理課と生産管理課そして現場が連携しながら、新しい品質基準の策定に取り組んでいます。お客様のニーズの多様化に合わせ、老舗工場の体質を改善していくわけです。多様化の波に乗り遅れたら生き残れない時代ですから。製品の品質を高めるもう一つの手段として、作業品質の向上が挙げられます。仕事上の無理や無駄を極力減らし、作業標準通りに仕事を収めるための環境整備を行い、働きやすい現場をつくることで製品の品質を高めていきます。

Give a yell !電成興業を目指す人へエールを!

電成興業は現在、全社一丸となってより良い品質、より高い生産性を目指して頑張っています。皆さんが入社なさる頃にはその成果をお見せできるようにしたいです!電成興業は70年以上の歴史と伝統のある会社です。私はこの会社に通う毎日が楽しくて仕方ありません。ぜひその喜びを分かちあいませんか!

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